読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

MOA大学メディア 〜学びを遊びに〜

新しいカタチの心踊る学習体験を提供する「MOA大学」の公式ブログです。

吉田 浩一郎先生が教える「AIやロボットに代替されずに、個人が活躍するための戦略」~MOA大学 少人数の教室 vol.2~

業界のトップランナーに授業をしてもらう MOA大学の教室

4月8日に開催した第二回では、株式会社クラウドワークス代表取締役の吉田 浩一郎さんを先生としてお招きし、「これからの時代に、AIやロボットに代替されずに、個人が活躍していくための戦略」について講義していただきました。
f:id:moauniversity:20170424154354j:plain

吉田 浩一郎さん
株式会社クラウドワークス代表取締役社長 CEO
東京学芸大学卒業。パイオニア、リード エグジビション ジャパンを経て、株式会社ドリコム 執行役員として東証マザーズ上場を経験した後、独立。 アジアを中心に海外へ事業展開し、日本と海外を行き来する中でインターネットを活用した時間と場所にこだわらない働き方に着目、2011年11月、株式会社クラウドワークスを創業。 クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を立ち上げ、日本最大級のプラットフォームに成長させる。 日経ビジネス「日本を救う次世代ベンチャー100」選出、著書に「クラウドソーシングでビジネスはこう変わる」(ダイヤモンド社)、「世界の働き方を変えよう」(総合法令出版)、「クラウドワーキングで稼ぐ! ―時間と場所にとらわれない新しい働き方(日経新聞出版社)」などがある。
株式会社クラウドワークス

国家や企業と個人の間に情報格差がなくなった

f:id:moauniversity:20170424154558j:plain 20世紀までの社会では、個人は弱い立場にありました。
個人が取得できる情報は制限されていて、国家や企業が管理する構造だったのです。

しかし、今その前提が覆されてきています。
インターネットやスマホが普及し、情報を得るスピードに個人と国家や企業の間で差がなくなりました。

その結果、国家・企業・個人の関係性が横並びでオープンなものとなり、相対的に個人の価値が上がってきています。

情報がオープンになったことにより、時間や場所にとらわれずに個人が活動することも可能です。

典型的な例として、シェアリングエコノミーやクラウドソーシングが挙げられます。
ITインフラの整備によって、以前は価値に変換できなかった個人の資産や役務がシェアという形で価値の最適化されるようになりました。

人間だからこそできる仕事を

f:id:moauniversity:20170424154620j:plain 例えば、手作業で行われていた洗濯という行為が洗濯機という機械に代替されたように、今まで人間が行なっていたことが、これからどんどん機械にとって替られます。
歴史的に見ても、人間が楽な方向にシフトしていくことは明らかです。

もちろん、それは仕事に関しても同じです。
産業革命期にブルーカラーの製造業で起きた中間工程の自動化・外部化という流れが、今後はホワイトカラーの仕事にも起こることになるでしょう。

ロボットやAIにシフトしていく中で、仕事を奪われそうなホワイトカラーの労働者による反対運動が起きるかもしれませんが、機械に取って代わられる流れには逆らうことはできません。

食洗機や掃除機などからもわかるように、ロボットによる自動化がスタンダードな世の中となるでしょう。

そうした流れの中でこれから我々が取るべき戦略は、ロボットに対して反対運動を取ることではなく、ロボットと人間を組み合わせた新しい形でのマネジメント方法を形成していくことです。

今後の我々は、クリエイティブカラーと呼ばれるこの新しい働き方で、人間にしかできない価値を提供していくべきでしょう。

人間がロボットより優れている力は、自分で課題を設定しゼロからイチを作っていく能力です。
自ら課題を設定する力をつけるためには、日常の中で面倒臭いと思うことを考える癖をつけることが重要だと思います。

不便だと人間が感じることこそがビジネスの種であり、それによってイノベーションが起こるわけです。
当たり前だと思っている常識を否定してみる。周りのあらゆるものを疑ってみる。

それこそが我々がこれから取っていくべき戦略であり、個人が生き残るために必要なことです。

信用を確立していく

f:id:moauniversity:20170424154629j:plain これからの時代では、GoogleFacebookなどのインターネットサービスによって、個人のあらゆる情報がデータ化されていきます。
データの蓄積によって個人は信用を担保することができ、企業に所属せずとも個人が社会と対等に繋がることが可能となります。

「企業は信用できるが、個人は信用できない」から「企業も個人も信用できる」社会へ。
個人の力はこれから無限の可能性を持っていくことになるでしょう。

そうした変化の中で生き残るためには、個人の地位をいち早く確立していかなければなりません
そのためには、SNSなどのインターネットサービスに対して、信用情報をどのように設計していくのかという戦略を立てて活動していくことが重要になります。

f:id:moauniversity:20170424154504j:plain

吉田さん、貴重なお話ありがとうございました!
文章:児玉悠太朗